飯塚オートのレジェンド安藤定実の引退

 本日、飯塚オートの安藤定実選手引退されました。飯塚で場外観戦中にネットニュースを見て鳥肌が立ってしまいました。
最近は、落車と欠場を繰り返し満身創痍のレースが続いて、2018年を最後に欠場し引退が噂されていました。
安藤選手といえば、オート界嫌われ者三羽がらすとゆやする人もいましたが、私にとっては、安藤選手は記録以上に記憶に残るレジェントでした。
 私が小学生や中学生だった頃によく周りの大人から「安藤選手と一緒に走るからびびってよう走れんよ」、「ロッカールームをのしのし方で風切って歩いてる」、「安藤選手に反則したから無茶苦茶怒られて、しばらく一緒にはまともに走れんよ」、「大酒のみだから正月は酒飲んで二日酔いで走らんね」、「かなりの大男。選手になったあとに背が伸びたんじゃない」子供ながら、違う意味で凄い選手だと記憶してました。もちろんレースの方でも、昭和の後半、内弁慶飯塚勢の中で、G1(当時のSG)で通用する数少ない選手でした。島田、岩田の2強時代の時も、ダントツ人気の二人を6周目まで抑え込んで、ほとんどの人が車券を買ってないでしょうに飯塚場内が大歓声で盛り上がったのを記憶してます。インからやられたら、張るのを覚悟でよく突っ込み返すのを記憶してしるのも思い出す人も多いのではないでしょうか。オープン戦では、スタートのけりこみが強く、わざと斜め前に出てすぐ右隣りの選手を潰してスタートしてました。今だと反則なんでしょうがほんと無茶な安藤先生でした。これから安藤選手のようなキャラの強い選手、なにかやってくれそうな期待を抱かせる選手が出ててくれば、オート界が盛り上がってくるでしょうにね。


通算983勝26Vお疲れさまでした。

 安藤選手のお弟子さんや仲のよい選手を探してみましたが、あまり見つかりませんでした。田中進選手や柴田健治選手が安藤選手からバイクをもらったなんて記事がありました。柴田選手は、飯塚所属だった時、安藤選手と同部屋だったようです。
本日、浜松8レース柴田選手は、引退を知ってか見事に1着です。田中進選手は、23日から伊勢崎出走です。3日間どこかで引退への花向けの1着を飾るのではないでしょうか


 話は変わりますが、本日のミッドナイト第4レース金山選手。昨日は戒告で吉松憲治選手を落車、前節も反則で息子の吉松優輝選手を落車、親子で落車させた金山選手、新しい試みの山陽6車だて9レース制での荒いレース、そして9月は山陽でプレミアムカップを控えていることから、今日は完全にお休みでしょう。試走だしたら外して買うのがねらい目です。