モトロトミニの楽しみ方
競輪や競馬でも重勝式は行われていますが、その中でも人気があるのは、オートレースのモトロトミニです。新型コロナの前と比較して、巣ごもり需要の影響で公営ギャンブルの売上は増えています。モトロトミニは、2年前に比べて売り上げが2倍くらいになってます。人気は急上昇中ですね。
モトロトミニは、第8レースから第12レースまでの1着を予想します。最初の第8レースは、試走を見てから予想できますが、第9レースから第12レースは試走が見ずの予想となり、当てるのが非常に難しくなっています。全レース2車ずつ選んでも2×2×2×2×2=32通りで3,200円必要です。当てようと購入点数を増やすとかなりの金額を必要とします。モトロトミニを何度か買ったことがあるって人はみな口を揃えて、『なかなか当たらない』、『あたらないから今は買ってない』、『キャリーオーバーしたときだけ買っている』と言っているのもよく耳にします。中には何度か100万円オーバーをゲットしたというツワモノもいますが、1回に10万円(1000通り)以上購入しているそうです。そんな初心者にはハードルの高いモトロトミニですが、楽しみ方や特徴をまとめてみました。
①キャリーオーバー
これがモトロトミニの最大の魅力ですね。的中者がいない場合、売り上げの70%が翌日にキャリーオーバーされます。実際に直近でダブルオーバー(2日間続けてキャリーオーバー)があったケースです。
2021年2月28日 | 翌日 | 翌々日 | |
キャリーバー① | 0円 | 4,298,840円 | 22,863,400円 |
売上② | 6,141,200円 | 26,520,800円 | 59,719,500円 |
②×0.7+① | 4,298,840円 | 22,863,400円 | 64,667,050円 |
還元率 | 70% | 86% | 108% |
2021年11月25日 | 翌日 | 翌々日 | |
キャリーバー① | 0円 | 2,979,900円 | 12,684,280円 |
売上② | 4,257,000円 | 13,863,400円 | 40,790,600円 |
②×0.7+① | 2,979,900円 | 12,684,280円 | 41,237,700円 |
還元率 | 70% | 91% | 101% |
初日はキャリーオーバーがありませんので3連単や2連単と同じ還元率は70%となりますが、キャリ―オーバーした翌日は還元率は90%前後に、ダブルオーバーした翌々日は100%超えています。100%を超えるいうことは、あくまで理論上ですが、全通り買って買う毎数をうまく割り振れば、どれがきてもプラスになることになります。
②キャリーオーバー(その2)
モトロトミニを毎回買っている人でも意外に気づいていない人多いのではないでしょうか
先日の7月2日のキャリーオーバーです。
2021年7月2日 飯塚G2開催 | 翌日 川口一般開催 | |
キャリーバー① | 0円 | 7,148,120円 |
売上② | 10,211,600円 | 22,118,300円 |
②×0.7+① | 7,148,120円 | 22,630,930円 |
還元率 | 70% | 102% |
1回のキャリーオーバーで還元率が100%を超えるケースです。これは7月2日がミッドナイトG2記念の最終日のためです。通常より記念の最終日は売り上げがかなり多くなります。それだけキャリーオーバーする額も大きくなります。翌日は一般開催のため売り上げも低く、700万を超えたキャリーオーバーに見合った売り上げはありません。そのため、キャリーバーした額の占める割合が高くなり還元率は100%を超えてしまっているのです。しかも当てやすい一般開催の初日です。買わない手はないでしょう。
③配当と理論値とのかい離
モトロトミニの配当は、売り上げに還元率の70%をかけて、それを最終的に残った枚数で山分けです。
配当 = 売り上げ × 0.7 ÷ 残った枚数
車券と違い、モトロトミニのオッズは公表されていません。ただし、現在の何号車が何枚売れているかはわかるようになっています。そのため、売れている枚数から理論上の配当を計算することが出来ます。
理論上の配当 = 売り上げ×0.7÷(総売上×(8レースの売上げ÷総売上)×(総売上×(9レースの売上げ÷総売上)~ (総売上×(12レースの売上げ÷総売上))
これで算出することが出来ます。
本日、7月4日の川口開催の配当は7,650円です。それに対し理論上の配当は7,900円とほぼ誤差はありませんでした。
詳細は今度詳しく書きますが、1,000円以下の配当だった場合、理論上の配当より2割以上低くなっています。オール8号車が入ると、理論上の配当が500円だったとしても実際は400円を切ることが一般的です。本命になればなるほど人気が人気を呼んで、理論上の配当より低くなっている。つまり割りが悪くなっています。逆に高配当ほどお得になっています。
④地元の利を味方に!
雨が途中から降るか微妙なとき、モトロトミニの売れ方も雨選手、晴れ選手の両方が人気だったりします。どの時間帯から雨が振り出すのか、はたまた最後まで良走路でいくのか、天気の変化は、時期や場によって違います。それゆえに配当も意外に高配当となります。私は地元の飯塚開催であれば、地元の利で積極的に狙っていってます。逆に走路状態が回復に向かう時もその見極めが大事になります。本場の足を運んでいるのであれば、予想屋さんに聞くの一番でしょう。毎回、本場で見ている予想屋さんなのでかなり信頼度です。
⑤私の狙い目
理論上は、票数を第8レースで3割以上減らして買ったり、第8レースから第12レースまで、1割以上ずつ減るように買えれば、プラスということになります。
0.7(8レース)×1(9レース)×1(10レース)×1(11レース)×1(12レース)= 0.7
0.9(8レース)×0.9(9レース)×0.9(10レース)×0.9(11レース)×0.9(12レース)= 0.59
各レースごとに2割~3割ぐらい減らすのは、なんとかなりそうですが、試走を見ることが出来ないため意外と難しいです。実際は狙い目を探して選んだり外したりとなります。
以下は、私の狙い目の一例です。主に初日に参考としています。
①予備選手
エース級以外は、前に人が多いと初日から1着に来ることはほぼないですね。
②前回斡旋時反則やフライングした
他場の選手の場合は、久々の斡旋で、買う方も忘れているため売れ方に反映されていません。選手も初日は用心するため無理してまでは1着には来ません。
フライング情報(過去6ヵ月間)
妨害情報(過去6ヵ月間)
反則情報
③第8レースが試走で一変
人気で売れていた選手の試走が悪い。それでも人気選手のため売れており、売れ方に試走が反映しきれていません。人気選手以外の選手がおいしくなっています。
④苦手な場
選手によって特にこの場は相性が悪いとか消音は苦手といった選手は思い切って外しています。丹村選手、永井選手、人見選手なんかそうですね。もちろんメンバー比較となります。
相性のよい場、悪い場
消音マフラー
⑤前日に戒告を受けている
前日に戒告を受けた、しかも反則を取られてもおかしくない戒告。そんな翌日は1着に来た記憶がほぼありませんね。
⑥保険買い
私は、8,9,10レースと当たっていて、このままいけば10万円オーバーは堅いようなときは、11レース、12レースに保険をかけて楽しんでいます。モトロトミニで選んでない選手の頭から車券を購入しています。もちろん、もうけは減ってしまいますが、どっちに転んでも勝てるとなるとそれはそれで楽しいですよ。
⑦あなたはミニ派、ビッグ派
最高6億円までキャリーオーバーされるモトロトBIGですが、当たる確率は、9,834,496分の1です。
(8×7)×(8×7)×(8×7)×(8×7)= 9,834,496通り
9億8千万円くらい買うと当たることになります。そして宝くじと違い、これに税金がたんまりかかります。
なかなか的中者が出ず、過去に7車立てでモトロトBIGがおこなわれたことがありますが、
(7×6)×(7×6)×(7×6)×(7×6)= 3,111,696通り
3億1千万円くらいで6億ゲットです。
私は断然ミニ派ですがあなたはどちらでしょうか
ブログを書きながら3連単が始まった当初のことを思い出しました。山陽で始まったため、開催日は毎週、飯塚市から山陽町に車を走らせていました。3連単の当初は、みな買い方が分からず、1着と2着が逆に入っただけで配当が跳ね上がっていました。今のように携帯で購入もできず、オッズは発売締め切りの数分前までしか見れませんでしたしね。しばらくするとみな買い方に慣れてしまいましたが、オッズの公表されないモトロトミニには、おいしい配当になるケースが他にもありそうですね。
現在、モトロトミニ配当計算表を作成中です。完成したら公開しますね。